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写真日乗2012/06/21~小沢座、終演か?~ [Super-Angulon 21mm f3.4]

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撮影:2012/06/13  横浜・中華街
Leica M7  Super-Angulon 21mm f3.4
Kodak BW400CN

小沢一郎は、戦後政治のなかでも特異な政治家である。党の要職は、自民党幹事長や民主党代表ほか、数多く務めているが、大臣は自治大臣と国会公安委員長を兼務した一回だけ、いわゆる竹下派七奉行のなかでも、多くの大臣職を歴任したり、専門の政策分野を持つことなく、権力闘争の真中に居続けた。
その小沢一郎最後の舞台がまもなくやってくる。3党合意により共同提案となった消費税率引き上げ法案などの6法案に対し、造反議員を何人まとめられるか、そして新政党からかぞえて5回目の新党結成を首尾よく果たせるか、という舞台だ。年齢からっても、最後の幕がいま開いたというところか。メディアは、その数53が成否の分かれ目だという。
会期延長が決まり、消費税率引き上げ法案等の採決は、今週中ではなく、来週はじめになりそうだが、そうなると小沢を師と仰ぐ各議員も地元支持者のところに帰り、対応を協議する時間が生まれてくる。そのなかで、自身の政治生命を小沢一郎に預けてよいのかという自問自答をすることになる。選挙資金の手当もあろう。
小沢一郎は、自身の所属する政党の樹立した政権を何度も壊してきたが、野田総理もしたたか者である。小沢自身の力の衰えもあり、自身の書いたシナリオ通りに進むかどうか定かではない。その結果として、今回の舞台が小沢座の終演となる可能性も高い。
おそらくそれは、これまでも多くの政治家たちが望んでいたことなのかもしれない。


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コメント 2

にしざわ

<p> いつもとはちがった雰囲気の仕上げですね。この色の感じに、願いも重ねられているのかな。</p>

<p> 政局がないときには、リベラルなひとの多い民主にあって、「ちょっと遊びの多い現実派」的なことを言っていた感もあって、「かわりたい人たちを後押しする後見役」のようになるのかなと思ったこともありました。でも、肝心要なときにはやっぱり政局屋さんに戻ってしまうんですね。<br />
 今の政治を見ていて、なによりも「政局は辟易する」というのが一番の感想。自民の末期から、落ち度を拾い、枝葉部分を責めてひとを辞めさせたり審議拒否をしたりを繰り返して、きちんと話しが進められない日々が延々続いているわけですから、もうこれは終わりにしたい。</p>

<p> もし、本当に政局以外のことができないのであれば、もう「小沢座は終演」。僕もそう思います。</p>
by にしざわ (2012-06-22 15:57) 

HIRO1957X

<p>カミサン曰く、「友達の彼を奪うクセのある女のような「病」が、小沢一郎にあるのかも」ということです。</p>

<p>新党をつくるのは5回目、政権から離脱するのは3度目。最強の竹下派7奉行に数えられ、選挙にはめっぽう強いと言われる小沢一郎も70歳です。そのような老体に頼らなければ、選挙で勝てないというのなら、それまでの人物です。</p>

<p>そんな人達が何人集まるか。メデイアは53名が分岐点といいますが、44名という自民党を割ったときの人数に届くかどうかというところが、いまの小沢一郎の力なのですね。私は、もう少し少なくて30名台だと思いますね。</p>

<p>26日、とても楽しみです。</p>
by HIRO1957X (2012-06-22 21:29) 

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