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写真日乗2015/02/23〜三津五郎、死す〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]

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撮影:2015/02/21  東京・大岡山
SONY α7s  Uitron 28mm f2.0 VM

坂東三津五郎丈が亡くなった。まだ50代、あまりにも早すぎる死である。勘三郎に続き、歌舞伎をこれから支えていく柱を失った。ただただ、残念無念である。本人も、そういう思いだったろう。
十二世 團十郎は、60代半ばで身罷ったが、「やり切った」という思いがあったに違いない。しかし、50代の二人は、「まだまだ俺にはやっておくべきことはある」という思いを抱えながらのしではなかったか。
勘三郎と三津五郎は、一見、対照的なキャラクターだったが、踊りがうまく、江戸の世話狂言をやらせれば、独自の色を出せる名役者だという共通点があった。
歌舞伎役者には家の芸がついて回るものだが、二人はすでに50代でそれぞれ唯一無二の芸を披露していた。そのことは、歌舞伎観劇のキャリアがそれほど長くない私にも、よく理解できた。きっと型があって、それを自身の創意工夫で崩し、リアリティを生み出していく、そのようなことを軽々とやり遂げてきたのが、この二人だったのだと思うのだ。
二人は、私よりほんの少し年上、同じ世代のフロントランナー、アイドルの死はやはりつらい。


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写真日乗2015/02/22〜東京マラソンの日に〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]

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撮影:2015/02/21 東京・大岡山
SONY α7s Ultron 28mm f2.0 VM

今日は東京マラソン、思ったほどには天候は悪くならないようである。マラソンの場合、気温と風の方が降雨より影響が大きい。エリートランナーにとっては気温が10度以下で風もあまり吹かず、小雨の湿度の高い午前中にゴールできるので、ベストコンディションかもしれない。

問題は市民ランナーだ。4時間ほどでゴールできるランナーなら問題はなさそうだが、制限時間いっぱいでゴールをめざすものには、雨が小康状態となり気温があがり、風が強くなるという予報の午後、30キロ以降を走るとなると完走は厳しくなるかもしれない。身体がパニックを起こしてくると体温調整ができずに、とても危険な状態になるが、天候次第ではそういうこともあり得るという天気予報である。

と、人の心配をするほど、いま私には余裕はない。朝6時に起きて筋トレとエアロバイクのリハビリをした後、小雨降るなかランニングをしてきた。今日は20分2本、10分2本。昨日よりすこし長めで、案の定、ハムストリングの張りが強くなった。スピードはもちろん上げられない。ひたすら正しい姿勢でストライドは伸ばさず、ピッチを一定に保ちながらで走って行く。ただそれだけのことが精一杯なのである。

帰ってからはアイシングとシャワーによる温め。テレビで東京マラソンの観戦することはなく、最近購入したCDを聴きながら読書をしている。
元気な姿で走っているランナーたちの姿を見るのは正直いってつらい。やっと始まったばかりのランニングの練習だが、このままではフルマラソンはもう走れないという思いがつのるのである。


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写真日乗2015/02/16〜スペシャリティ・コーヒーのことなど〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]

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撮影:2015/02/14  東京:大岡山
SONY α7s  Ultron 28mm f2.0 VM

この数年来、コーヒーがないと生活できないほど、一日数杯、コーヒーを飲んでいる。出先では、スタバやドトールなのだが、それらもさすがも飽きてきて、自宅ではいわゆるスペシャリティ・コーヒーの豆をひき、ドリップで落として飲むようにしている。
ここは、谷中コーヒーという東京に何店かある店の支店だが、産地のみならず、コーヒー園の名前、由来などが明記されていて、しかも品種や栽培方法、洗浄、乾燥を仕方まで分かるようになっている。もちろんフェアトレードが原則なので、通常売られている豆の価格に比べるとかなり高いが、購入時に焙煎してもらい、それを待つ間にデミタス・カップのサイズのものを無料サービスしてくれるので、毎週、2、3種、豆のまま買って帰る。それを毎朝一番で、数種ストックしてあるものから選び飲むのが楽しいのである。
スペシャリティ・コーヒーは、世界のコーヒー生産量の5%に過ぎないといわれている。普通のコーヒーは、ニューヨークの市場で国際価格が決まるのだが、スペシャリティ・コーヒーは品質で価格が決まり、生産者に栽培等の努力が価格に反映される。ゆえに、コーヒー栽培農家は国際市場の変動に左右されずに生産を続けられ、またコーヒーを飲料として供する業者も安定した品質のものを確保できるという、ウィン・ウィンの関係が構築でされるのである。
コーヒーの国際価格は、どんどん上昇しているが、それはいままで自国生産のお茶を飲んでいた中国などアジアの新興国が、日常コーヒーを飲み出し、需要が大きく拡大しているからである。スペシャリティ・コーヒーにもすでのその影響は出ているようなので、ここに表示されている価格では買えなくなる日が早晩、来るのではないかと心配している。


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写真日乗2015/02/15〜ラグビーの魅力を伝えること〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]

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撮影:2015/02/14 東急大岡山駅
SONY α7s  Ultron 28mm f2.0 VM

帝京大学が先週、ラグビー日本選手権の1回戦で日本電気に快勝、今日の2回戦に進み、トップリーグ四強の一角を占める東芝と対戦した。帝京は、おそらく大学史上最強のチームであろうが、さすがに東芝には、かなりの大差で敗れるのではないかと考えていた。しかし、スコアは38-24、トライ数で6-4。東芝の前半3トライ3ゴール21-0から、じわじわ追い上げ、後半だけでみると19-17と帝京の得点が東芝を上回った。
スクラム、モールでかなり押されたし、FW戦で当たり負けする場面ももちろんあったが、ディフェンスは後半になればなるほどよくなり、そこからアタックのリズムも良くなった。普通なら大差の敗戦になるところを逆に追い上げたのだから、誠に立派である。
帝京が早稲田との対決に勝ち、大学ナンバーワンの地位についた頃は、リアリズムに徹し、勝つためだけの戦術にこだわった。ゆえにFWでボールをキープし続け、リスクの大きいボールを動かすことをしない、実につまらないラグビーに批判が集まった。日本選手権に出ても勝てなかったのは、そうした大学で勝つためだけのラグビーだったからに他ならないのだが、いまや目標を打倒トップリーグに置いて、トップリーグでも通用する戦い方を身につけつつある。何人かの選手はすぐにでもトップリーグのチームでレギュラーの座をつかめるほどで、このチームに他大学が勝つのは容易ではない。
結局のところ、素養の優れている選手が、良い環境でどれだけのトレーニングが積めるかが、こうしたコンタクトプレーを基本とするスポーツの原点になる。大学王者に満足することなく、大学側ができる限りの支援をしたことが、今日の帝京の成果につながっているのだろうと思う。
しかし、帝京にはいまだに批判は強い。かつて早稲田が高校の有力選手を集めたと批判されたが、いまや帝京がその批判を受けている。高校生からすれば、大学のトレーニング、実戦の中で力を付けていけば、トップリーグでもラグビーが続けられる道が開かれるのは、とても魅力的である。だから自然と良い選手が集まってくるのだろうが、帝京が強くなるだけで日本のラグビーが成長できるわけではない。
小学生が、「このスポーツで頑張ってみたい」と思わせる何かがないといけないが、果たして今日の東芝vs帝京にそれがあっただろうか。


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写真日乗2014/02/14〜2月大歌舞伎〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]

 

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撮影:2015/02/14  東京・東急大岡山駅
SONY α7s  Ultron 28mm f2.0 VM

今月の歌舞伎は歌舞伎座、松竹操業120年と銘打った興業で、幸四郎に吉右衛門、菊五郎、左團次、歌六、時蔵、芝雀、又五郎、錦之助、菊之助と、大立者を含む幹部俳優総出演の感のあるものである。
昼の部を押さえていたが、リハビリで開演の午前11時には間に合わず、「吉例寿曽我」は諦めて、義太夫狂言「毛谷村」と舞踊劇「関扉」を観た。「寿曽我」を含め、歌舞伎の王道ともいえる演目が並んでいるが、今日はバスでどこからかやってきたと思われる団体客がたくさんいて、他人事ながら、果たしてどこまで理解できるのだろうかと心配になった。途中で出ていったり、歌舞伎ガイドのイヤホンを外しっぱなしで眠りこけていたり、である。そういう人々の木戸銭もあって、松竹は120年の歴史を作り上げ、歌舞伎を現代に残してきたのだから、文句はいうまい。
しかしながら、私自身も、例えば「毛谷村」では、1時間ちょっとの中で、世話の部分と時代の部分がくるくる入れ替わるような構成に、初役菊五郎のまだこなれていない台詞回しや所作に翻弄されてしまう。このあたりは、仁左衛門ならばと思うところだが、菊五郎劇団には残しておきたい演目なので、何度か勤めていくうちに、菊五郎らしい流れが出てくるのではないか。相手役の時蔵が既にお園を今回を含め7度勤めているので、よく話し合ってつくっていってほしいと、生意気ながら思った。
「関扉」は、幸四郎と菊之助のコンビだったが、はっきりもの申すならば、松禄あたりと菊之助でやってもらいたかった。舞踊のことはよく理解しているわけではないが、切れやリズムのないものだったと感じたのは私だけではあるまい。
来月は、「菅原伝授手習鑑」を通しで歌舞伎座、それに国立劇場で橋之助の「髪結新三」と3日、歌舞伎に行く予定。膝もだいぶしっかりしてきたので、待望の春である。


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写真日乗2013/10/19〜仁左衛門のいがみの権太〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]

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撮影:2013/10/19 東京・銀座
Leica M Monochrome Ultron 28mm f2.0 VM

10月の歌舞伎、歌舞伎座での一公演のみである。「義経千本桜」の「木の実・小金吾討死」「すし屋」「四の切」である。
家内は、「鳥居前」から「渡海屋・大物浦」「道行初音旅」までの昼の部を見ているが、私は多忙のため夜の部のみ。昼の部の評では、上方と江戸の風情のほどよく混ざり合った良い舞台というものを読んだが、夜の部は、3つのうち2つが仁左衛門の権太であり、上方の風情を堪能したかったという次第。
共演の秀太郎が風邪でもひいたのか、声の調子が良くなく残念だったが、我當、時蔵、歌六、孝太郎、梅枝の好演もあって、とても楽しめた。仁左衛門は、人形浄瑠璃の千本桜も研究されているようで、実にきめ細かい芸をなされる。歌舞伎らしさはもちろん十全であるが、くどくないいがみの権太だった。肩の手術のため11月、12月の休演がが決まっており、悪い方の右肩をかばう感じもあったが、気合いの入った一つひとつの表現がとても印象的だった。私も整形外科の手術を受けたばかりだったので、すこし涙が出た。
「四の切」は、音羽屋型の源九郎狐をはじめて見た。澤瀉屋のけれん味たっぷりのスピーディな舞台とは違って、見る者が先を読みながらじっくり鑑賞できる舞台だった。早く菊之助がこれを承継し、演じるところを見たいものだ。


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写真日乗2013/10/09〜民生委員とは〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]

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撮影:2013/10/09 東京・大手町
Leica M Monochrome Ultron 28mm f2.0

民生委員は、「当該市町村の議会の議員の選挙権を有する者」「人格識見高く、広く社会の実情に通じ、且つ、社会福祉の増進に熱意のある者」の中から、首長の推薦、厚生労働大臣の委嘱によって決められる重責であるが、近年、やり手がなく、いきおい60を過ぎた孫のいる世代が引き受けているようだ。
わが家の近くを担当する民生委員もそういう方(女性)がされているのだが、すこし困ったことに、攻撃的な言動、目つきをされる。
私は医師ではないので、診断はできないが、早く病院に行かれた方が良いと思われる人が民生委員をやっていると、各家庭の事情がバイアスのかかったかたちで、虚実ない交ぜで外に漏れる。替わっていただくほかないが、どうすればよいのか、自治体に聞いてみたいと思う。しかし、私もその年代に近づいてきた。絶対に、そのようなお役を引き受けたくはない。


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写真日乗2013/04/30〜気温上がれども〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]

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撮影:2013/04/30 横浜市・JR桜木町駅
Leica M Monochrome  Voigtländer Ultron 28mm f2.0

今日は日本海に前線を伴った関連前線が通過中で、ここ横浜は強い南風が吹いた。その結果、気温もぐんぐん上がったが、最近の若者は、こういうときに臨機応変に服装を変えることはしないようだ。明日から5月で、サラリーマンの世界では、いわゆるクールビズがはじまるが、その前日に、このような冬の服装を身につけている若者が多かった。私の眼からみれば、これはとても不思議な情景と映る。
アパレル業界では、季節を先取りしたセールが行われており、そこでしっかりと新しいモードの衣類を買い準備しておけば、気温に応じて柔軟に選択し、気の利いた出で立ちで町を闊歩できるはずである。
風が吹くと、体感的には寒く感じるが、さすがにこの季節の南西風は締めっぽく、じわっと汗ばんでくる。それを体感できないということならば、この世代特有の体質なのかとうがった見方をしてしまう。生まれてから、冬は暖房、夏は冷房に慣れてしまった身体は、季節を感じる力が弱くなってしまったのだろうか。


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写真日乗2013/04/04〜かつてない金融緩和政策の行方は〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]

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撮影:2013/02/26  横浜市・鶴見
Leica M Monochrome Ultron 28mm f2.0

物価は、デマンドサイド、サプライサイド両面から起こりうる経済現象なので、例えば、海外からの輸入に頼る原油や小麦、大豆、トウモロコシなど食料価格が上昇すれば、物価を引き上げる。原油は、イランとイスラエルが紛争状態になれば、否応なしに上昇するし、化石燃料を燃やすことで電力を確保している現在の日本にとって、企業、家計部門問わずより大きな負担になること間違いない。
農作物については、天候に左右されるリスクが、かつてなく高まっており、これも食品産業の製品値上げを通じて、家計の負担に直結する。
そうして上昇するであろう物価は、政府と日銀が手を携えて掲げる物価上昇2%の目標達成にマイナスの影響をもたらす。なぜならサプライサイドの物価上昇は、デマンドサイドを冷やすことになるからだ。企業は、国内生産のコスト高から、海外への生産移転を加速させ、国内では設備投資はせず雇用も増やさない。当然、賃金は下落し、家計部門の消費、住宅投資を冷やす。
そういうリスクを踏まえたうえで、今回の決定はなされたと理解すべきであり、今日の後場の株式市場は、冷静さを欠いているといわざるを得ない。所詮はお祭りか。
日本経済の復活のためには、何よりもまず、企業や家計部門の直接働きかける需要政策が求められているのではないか。マネタリーベースの拡大が内需の拡大につながる道筋をより精緻に、多面的に組み上げることこそ、安倍政権に求められる課題である。


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写真日乗2013/02/17〜車を使わない日々〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]

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撮影:2013/02/17 横浜市
Leica M Monochrome  Voigtländer Ultron 28mm f2.0

車の運転は二十歳のころから、自分の車を所有しずっと続けてきたが、このところめっきり車を使わない日々を過ごすようになってしまった。ウィークデーは、もちろん電車通勤なので全く使わず、週末、買物や近郊へのドライブに使うのみだ。
現在所有しているのは、マツダのロードスター(現行車種)、二人乗りの電動による開閉式のルーフトップ車で、天候の良い時は、夏でも冬でもルーフを開け、ハンドリングを楽しむ運転をしている。買物にも、見た目以上に十分なラゲッジスペースがあるため、決して不便ではないが、このところネットのよる注文、配送で、わざわざ買物を車ですることがなくなってしまった。しかも秋から冬にかけては、マラソンシーズンのために、車を運転して移動する距離よりはるかに長い距離を自身の足で走っているので、時間的に余裕がなくなる。
先日、ディラーで6か月のセーフティ点検をしてもらったが、8月以降1月末までの間で走行距離はなんと100キロだった。同じ時期のマラソン練習は、1,200キロを超えているので、いかにマラソン練習中心の週末を過ごしているかが実感できる。
昨日今日は、練習時間も短めだったので、久々にエンジンキーを回し、近くの横浜の運河を一回りしてきた。日曜日の工場地帯にはほとんど車は走っていない。ときどき車を止めては、日の長くなった運河の写真を何カットか撮ってきた次第。これも気分転換としては、なかなか効果的だ。


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