写真日乗2015/02/16〜スペシャリティ・コーヒーのことなど〜 [Voightlander ULTRON 28mm f2.0]
撮影:2015/02/14 東京:大岡山
SONY α7s Ultron 28mm f2.0 VM
この数年来、コーヒーがないと生活できないほど、一日数杯、コーヒーを飲んでいる。出先では、スタバやドトールなのだが、それらもさすがも飽きてきて、自宅ではいわゆるスペシャリティ・コーヒーの豆をひき、ドリップで落として飲むようにしている。
ここは、谷中コーヒーという東京に何店かある店の支店だが、産地のみならず、コーヒー園の名前、由来などが明記されていて、しかも品種や栽培方法、洗浄、乾燥を仕方まで分かるようになっている。もちろんフェアトレードが原則なので、通常売られている豆の価格に比べるとかなり高いが、購入時に焙煎してもらい、それを待つ間にデミタス・カップのサイズのものを無料サービスしてくれるので、毎週、2、3種、豆のまま買って帰る。それを毎朝一番で、数種ストックしてあるものから選び飲むのが楽しいのである。
スペシャリティ・コーヒーは、世界のコーヒー生産量の5%に過ぎないといわれている。普通のコーヒーは、ニューヨークの市場で国際価格が決まるのだが、スペシャリティ・コーヒーは品質で価格が決まり、生産者に栽培等の努力が価格に反映される。ゆえに、コーヒー栽培農家は国際市場の変動に左右されずに生産を続けられ、またコーヒーを飲料として供する業者も安定した品質のものを確保できるという、ウィン・ウィンの関係が構築でされるのである。
コーヒーの国際価格は、どんどん上昇しているが、それはいままで自国生産のお茶を飲んでいた中国などアジアの新興国が、日常コーヒーを飲み出し、需要が大きく拡大しているからである。スペシャリティ・コーヒーにもすでのその影響は出ているようなので、ここに表示されている価格では買えなくなる日が早晩、来るのではないかと心配している。
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