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写真日乗2012/11/26〜小沢一郎という男〜 [GXR + GXR MOUNT A12]

20121127_1004119

撮影:2012/11/27  東京・新丸ビル 
GXR + GXR MOUNT A12 
 Voigtländer SUPER WIDE HELIAR 15mm f4.5

尊敬する経済学者、故村上泰亮氏は、『反古典の政治経済学』で「一貫性が貫かれることで思想となる」旨を記している。その一例として、「中島みゆきには思想がある」とした。その中島みゆきは、還暦を迎えてもみゆき流で新しいアルバムをつくりあげ、全国ツアーを行っている。その一方、生涯を通じて政治理念も具体の政策も一貫性が感じられないのが、中島みゆきの10歳年上、古稀を迎えた小沢一郎である。
政治家が思想家である必要はもちろんない。しかし、選挙に勝つというリアリズムだけで政治を続けてきた小沢一郎を私は評価することができない。勝つために手段を選ばぬ小沢一郎の振る舞いによって、多くが政治生命を失った。その代表例が鳩山由紀夫であろうか。
小沢戦略で大勝した民主党が、稚拙な政治的リーダーシップを振りかざした鳩山由紀夫という存在をきっかけに、国民の信頼を失い、3年3か月で政権を失おうとしているいま、小沢一郎はふたたび、選挙に勝つだけのために嘉田由紀子を担いだ。知事が中心となると新しい第三極がまたぞろ現れ、第三極に対する不信感、不快感も高まっている。中央集権体制の打破を打ち出した「維新」への影響も少なからずあろう。何しろ知事や市長の職場を放棄をして国政選挙に現を抜かす首長がまた現れたのだから、同じ穴のムジナと思われてしまうだろう。そのことに、石原も橋下も河村も気づいてはいまい。


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