写真日乗2012/12/18〜集団的自衛権について〜 [GXR + GXR MOUNT A12]
撮影:2012/12/17 東京・大手町
GXR + GXR MOUNT A12
Voigtländer SUPER WIDE HELIAR 15mm f4.5
北朝鮮が、衛星と称するものを発射し成功させた。これは米国東部、ニューヨークやワシントンまで届く巡航ミサイルにあたるものだという。北朝鮮はもちろん日本も標的にした攻撃マニュアルを用意しているだろうが、やはり米国を狙わねば、極東の社会主義国として存在感は示せない。
実際、核弾頭を積む技術に達するのは相当先のことなのだろうが、例えばそれが米国東部に向けて北朝鮮の東倉里(トンチャンリ)から発射されるならば、上昇段階で日本のパックスリーが迎撃することが、集団的自衛権では認められない。
日米同盟とは、そのようなことをごく自然に行うことなのだが、日本の現行憲法でそれができない、そのために、近く総理大臣になる安倍自民党総裁は、憲法改正を目指すわけだ。先日、尖閣列島周辺の日本の領空を中国機が侵犯したが、そうした行為に対して米国は日米安全保障条約で対処すると言明している。
米国にとって、中国との摩擦は避けて通りたいことなのだが、日米同盟はやはり守りたい。それが、日本の安全保障を確たるものにするわけだが、日本側から米国の安全保障に貢献できる方途がないことは、片務的であると言わざるを得ない。米国に頼らざるを得ない状況の下で、集団的自衛権の行使ができる体制を整えるという決断は、憲法改正という日本国民にとってタブーに挑むことなのである。
2012-12-18 20:35
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