写真日乗2014/03/11〜欠かせない緑の創出〜 [Summilux-M 50mm f1.4 ASPH.]
撮影:2014/02/03 東京・丸ノ内
Leica M9-P Summilux-M 50mm f1.4 ASPH.
ここでも何度か書いているが、東京の中心部、いわゆる大丸有地区は、この数年、連鎖型の再開発が行われている。国有地の払い下げを受ける形でそれを種地とし、古いビルを持つ地権者にそこに移ってもらいながら、行く先でも、移転した跡でもビルをまとめたり高層化していくという手法である。現在も、地区数で言うと6地区が整備の真っ最中で、このあといくつかの計画も控えている。
しかし、地価の高いこのあたりは、最近、都内でも積極的に行われている緑化が十分ではない。昨年10月に、「大手町の森」(OOTENOMORI)が竣工し、3,600㎡ほどの緑地が創られれたが、毎日そこを通勤する者から見ると、宣伝文句ほどの規模ではないとわかる。
いま整備中のお堀沿いの一六計画では、公開空地上でそれなりのボリュームの樹木が植えられることになっているが、先行して竣工した再開発ビルには、この写真のような緑しかないのが実態である。これは、近くに緑あふれる皇居があるためだろうか。ビルで埋め尽くされている感のある大丸有ではこれから、意識的に緑を創り出す努力が求めららるのだろう。
2014-03-12 17:04
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