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写真日乗2014/06/08〜まともな光学機器として〜 [Summicron M 35mm f2.0 ASPH.]

L1008388

撮影:2014/06/04 東京・神田
Leica M Monochrome Summicron-M 35mm f2.0 ASPH.

デジタルカメラは、家電製品だといわれる。確かに、バッテリィ経由で電気が送られないと、何も動かない。最近は、光学ファインダーを持たないミラーレスなる機種が主流となっており、レンズ以外に工学的な要素はないというのが定説であろう。
しかし、考えてみれば、光を取り込み、それを元に像として表出させるのは光学的な要素である。センサーづくりなどは、まさに光学的な部分であり、また液晶も表示する際に正確に映し出す技術は光学がベースになっている。
しかし、センサーや液晶、映像エンジンの開発者は、それらが光学的なものであるという意識があるのだろうか。
私は、今年の3月にリリースされたニコンD4sを主にポートレートで使い始めているのだが、レンズが取り込んだ光をセンサーで受け止め、それを画像化、そして背面液晶の色味を調整しながら見た目通りに表示するという当たり前のことのできるカメラに、ようやく出会えたというのが実感である。
デジタルカメラが世に出てから、もう20年以上になるが、そのくらい、デジタルカメラは未熟な光学機器であったということだ。センサーは、物理的特性という面で次の世代の開発が急がれている。ともかくリアルに像を映し出す機器として、光学性能をあげてほしいと願うばかりである。


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