SSブログ

前十字靱帯再建手術、入院初日(2014/12/01) [日記]

20141201img_0064edit

撮影:2014/12/01 川崎市・武蔵小杉
SONY RX100

9時30分に入院手続きをする。すこし早く着いてしまったので、病院メインロビーにあるドトールコーヒーでホットコーヒーを飲みながら、血圧と脈拍を測った。いつもよりすこし高めだが、気持ちが高ぶっているのだろう。
手続きが終わると、病室のある8階に案内される。明日早速手術なのだが、病室は、最初の2泊は個室にするのがこの手術の受ける者のひとつのかたちのようだ。差額ベット代は12,000円、比較的お手頃な部屋である。テレビはカード式で約13時間見ることができて1,000円。DVDも持ち込んだものを見ることができる、プレーヤー付きである。
手術後のリハビリで時間が取られ、そうそう見ていられないだろうが、家内に何枚か自宅からDVDをもってきてもらった。結局見たのは、倉本ドラマの「北の国から 遺言」だけだったが、個室にいる間は、テレビはかなり見た。WIFI接続は、ソフトバンクやauがデールームと呼ばれている面会室、休憩室のようなところで入ったが、その他は病室室を含めて入らないことから、それぞれ契約している回線を利用するほかない。
と、ファシリティ系の話を書いたが、やはり入院をして手術を受け、その後、リハビリのプログラムに勤しむのが基本である。早速、2時間近くかけて入院生活や手術、及び手術後の投薬、シャワー、洗髪、コインランドリーの使い方などについてレクチャーを受ける。その役割は、ベテランの担当看護師が担う。私の担当はOさん。人柄の良い方で、とてもよくしていただいた。挨拶代わりに、私が撮った写真を使用したポストカードを差し上げた。
手術は明日のトップバッターと決まる。待たされると午後まで悶々としていなければならず、看護師さんから、「おめでとう」と言われた。後からわかったが、この手術は日に最大3人行われる。その最初の手術は、朝9時からということで、全く待たされないのである。年末までキャパシティ一杯の手術が続くようだ。
昼前にリハビリテーション室に行く。通称、リハ室は地下一階にあり、トレーニングジムのようなつくりであるが、もちろん様々な病気、怪我の高齢者もリハビリに来ており、前十字靭帯再建手術を受けるようなアスリートだけが使うスペースではない。まずは、理学療法士のTさんの指導の下、筋肉量を計測したが、私は左足の筋肉量が右足の半分くらいまで落ちてしまっていた。これを手術をした上で、リハビリとトレーニングで元に戻すこと。それがここのプログラムである。その指導は医師ではなく、理学療法士が行う。
リハビリの基本は、手術前と手術後当分の間は基本的に同じ。膝の曲げ伸ばしを座りながら行うヒール・スライド、膝周りの筋肉に力を入れて膝のお皿を動かすクアド・セッティング、それに足上げとスクワット1/4である。Tさんは、きっぱりと、そして丁寧な指導をする人で、ここでも、恵まれたという気持ちが涌いてきた。
それから、手術後暫定的に使う装具をギブス室にもらいに行く。手術後1週間ほどで、自身専用の装具を着けることができるのだが、それまではここの患者がこれまで使ってきた大きめのごつい装具を使う。因みに自身のオーダーした装具は、10万円弱、健保で3割戻ってくるが、なかなか高額のものだ。まあ半年は、いろいろな局面でお世話になるのだから、仕方ない。
午後、執刀医Sさんが回診。40代の若手で、初診の際に指名もできたのだが、私はそのようなときに指名はしない。一言で言えば、運試しなのだが、経歴を事前に調べ指名しても良い結果が出るとは限らない。ラグビーを大学時代にやっていたということで、爽やかな感じの人で、私と相性が良さそうなことはすぐに分かった。手術は腰椎摩擦で行われるので、意識ははっきりしているため、私は「モニターで手術を見たい」と希望を出した。もちろん希望通り受け入れてもらった。
その後、薬剤師Iさんからかなり詳細に使用する薬の説明を受ける。抗生剤と鎮痛剤がメインとなるが、「手術後の麻酔の切れた後は相当痛むので、遠慮なく追加を希望しても良い」とのことである。この人も気さくな人で、「来春、初めてのフルマラソンを走りたいので、お薦めは?」と聞くので、かすみがうらマラソンを薦めたら、すぐにスマホからエントリーしてしまった。
午後5時に婦長のHさん来訪。担当看護師がメインで見るので、この婦長さんと話をしたのはこのときだけだった。この夜はさすがに寝付けなかったが、まあ痛みで明日の夜は眠れそうもないだろうから、少し眠い状態にしておいた方が良いと考えるだけの余裕があった。ウトウトしながら、バーンスタイン指揮の「新世界から」などを聴いていたが、やはり傍を通る東横線の通過音がうるさい。しかし、これも次第に慣れてしまうだろう。
怪我の後、毎夜のように深夜襲ってきた手術に対する恐怖心も全く出ず、とてもすっきりした気分で過ごすことのできた手術前日の夜だった。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。