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写真日乗2014/06/02〜今年の梅雨は?〜 [Leica M8.2]

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撮影:2014/05/31  横浜市・鶴見
Leica M8.2 Ultron 28mm ZM

今日も昨日に続き、この時期には考えられない暑さが続いた。全国927の観測地点のうち328地点で30度以上を記録したという。しかし、湿度は40%以下と、からっとしていた。
今日は外回りの仕事もなく、冷房の効いた部屋の中でほぼ終日を過ごし、夕刻、事務所を出たら、それなりに涼しい風が吹いていた。明日以降、暑さも一服するのだろうが、その後に梅雨入りということになる。
今年はどのような梅雨になるのか。昨年は空梅雨だった。しかも台風が6月に日本列島に接近し、その後、梅雨前線が一時的に消滅するという、あまり見たことにない気圧配置となったことを記憶している。
今年は、偏西風の蛇行が続くという予報なので、もっと興味深い気圧配置が起き得るのだろう。地域的にも、変わりやすい天候となり、また災害が起こる可能性がある。最近、大都市での災害は少ないが、集中豪雨にもっとも脆弱なのは大都市である。インフラ系を中心伊、果たして備えは、万全なのだろうか。


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写真日乗2014/05/31〜伊福部明生誕100年の日に〜 [Leica M8.2]

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撮影:2014/05/31 JR川崎駅
Leica M8.2 Ultron 28mm f2.0 VM

今日は生誕100年を迎えた伊福部明の誕生日、まさに生誕百年のこの日、東京交響楽団が本拠地のミューザ川崎で、過去に同交響楽団が初演した伊福部の作品をとりあげるコンサートを開くというので出かけた。演奏された楽曲は、「SF交響ファンタジー第3番」「二十絃箏と管弦楽のための交響的エグログ」「ピアノと管弦楽のためのリトミカ・オスティナータ」「交響頌偈『釈迦』」の4曲で、聴き応えのあるものが並んだ。
「伊福部といえば、ゴジラ!」というのが私たち世代の共通認識だが、この人は日本のクラシック音楽の作曲という分野で多くの才人を世に出した教育者でもあった。黛敏郎や芥川也寸志は、その初期(終戦直後の東京音楽学校赴任後)の愛弟子であったというから、戦後のクラシック界への影響力は、大きかったといえる。確かに芥川の初期の作品は、伊福部の影響を受けていることがうかがわれるが、考えてみれば、東京音楽学校が、東京では全く実績のない北海道出身の独学で作曲を続けてきた音楽家をどのようにして見い出し、どのような契約を結んだのだろうか、その経緯は知りたいところである。
それはさておき、今日演奏された楽曲からは、土俗的な音楽ばかりではない、優しさや穏やかさも感じられた。特に、『二十絃箏と管弦楽のための交響的エグログ』は、ソリストとして舞台にあがった二十五絃箏の野坂操壽の名演奏もあって、心穏やかな気分にさせてもらった。
第二部最後に演奏された「釈迦」は、浄土宗の青年部からの委嘱を受けて書かれたというものだが、手抜きのない大曲で、演奏会で、しかもミューザ川崎で聴け、感動した。


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写真日乗2014/04/15〜4月に思う〜 [Leica M8.2]

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撮影:2014/04/09 東京・内幸町
Leica M8.2 Ultron 28mm f2.0 VM

4月は、新しい仕事に就く者が多い月である。新人のみならず、異動、転勤などで、新しい環境に置かれることで、フィットしない自分にイラつくことも多い。その際は、こうして靴紐を締めなおし、足元をしっかりさせてから、仕事に取り掛かることだ。
私は、いまの仕事が6年目に突入した。周りからは、「余人をもって替えがたし」などといわれているが、「この仕事しかできないのだろう」といわれているようで、あまり気分はよくない。
組織における仕事は、承継がとても大事である。誰が来てもできるように、経験者はルーティン・ワークをなるべく易しいものに組み直しておく必要がある。新しくその仕事に就いた者は、そのルーティン・ワークをこなしているうちに、応用動作が柔軟にできるようになり、非常時の対応もこなせるレベルに達する。そして、その人ならではの新たなルーティンワークの組み直しも可能となる。よく自分しかできないような仕組みににして、その仕事にしがみつこうとする者も見かけるが、そういう者は組織では、評価されてはいけない。
そうしたことを後輩にも、ずいぶんいってきたこの5年間だったが、それでも「もう1、2年」といわれた私自身、モティベーションをどうやってあげていくかを考えなければならず、4月はじめから、いろいろ思考をめぐらせているところである。


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写真日乗2014/04/12〜日本橋の変貌と文化継承〜 [Leica M8.2]

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撮影:2014/04/10  東京・日本橋三井タワー
Leica M8.2 Ultron 28mm f2.0 VM

大丸有ほどではないが、ここ日本橋もこのところ大きく変貌を遂げている。コレド日本橋、日本橋三井タワーに続き、コレド室町の3棟が竣工した。江戸文化を守る老舗も入るコンセプトは的を射ており、こうした場所で小さいながらも昔ながらの製品を製造し販売する中小企業が安定的な経営が出来れば、守るべきものが守られていく。
いま、コレド室町3では、道具店「松野屋」の期間限定ショップが開かれている。。私の家系も芝で同じような店を営んでいたこともあり、親しみを感じる。松野屋自体は自分たちで製造をするわけではないが、ざるや箒、かご、バケツなど職人が長年培った技術で作る、普段使いの道具をそろえている。会期は今週末まで、足を運びたい。


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写真日乗2014/04/10〜「リリアン バスマンの仕事」を見る〜 [Leica M8.2]

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撮影:2014/04/10 東京・銀座
Leica M8.2 Ultron 28mm f2.0 VM

日本橋で午後仕事があり、その仕事の終わった後に、ふと思い出して、銀座のシャネル4階 NEXUS HALLで開催されている 写真展「リリアン バスマンの仕事」を見に行った。3月半ばから開かれていたので、いつかは行こうと思っていたが、最終日になってしまったのは、やはり年度末・年度初めの忙しさに余裕がなかったためである。ともかく、最終日ながら、見ることができたのはよかった。
20世紀のモードカメラマンとして有名だったバスマンであり、作品も時々雑誌などで見ていたが、その作品をある程度まとまったかたちで見る機会はなかった。20世紀の写真家なので当然、銀塩なのだが、残念ながら、銀塩のプリントではなく、ネガをスキャナーで取り込んだデジタル・プリントだった。マット系のB1サイズが最大だろうか、額装せずに白い木枠の中に張り込んだような見せ方は面白かったが、会期が最終盤となり、紙が反ってしまったものも散見された。
ピントの外したようなもの、構図も一見、中途半端に見えるもの、今風に言えば、白飛び、黒つぶれのコントラストの強いものなど、必ずしも美人とはいえないモデルをつかっているものなど、その個性的な作品は、モード写真とは思えない工夫と斬新さがあって、面白かった。
このような写真を叔父が現役でモードを撮っていて、私がたびたびそのスタジオを訪れていた頃に出会っていたら、ひょっとするとこの世界に飛び込んでいたかも知れない。


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写真日乗2014/04/09〜小保方会見に思う〜 [Leica M8.2]

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撮影:2014/04/08 東京・大手町
Leica M8.2 Ultron 28mm f2.0

理研から「捏造」「改ざん」との烙印を押された小保方研究ユニットリーダーの論文、その執筆者本人が久方ぶりに公の場に現われた。大阪のホテルでの記者会見には、内外の記者300人が殺到、会見は2時間半に及んだが、NHKも1時間以上生中継した。
理研調査委員会側の断定に対し小保方リーダーは、「研究者としての未熟でした」「STAP細胞はあります」「200回以上作製しました」と答えたが、肝心のSTAP細胞の作製方法やその証拠となるものはなんら提示されなかった。
それでも私は、小保方リーダーを信じてみたい。この研究自体は、世界の研究者が取り組んでいることなので、その再現可能性は、小保方リーダーのいう「レシピ」に沿って確実にやっていけば、高まることが期待されるからである。
研究の世界のみならず、倫理はもちろん大切なことであるが、研究のワークフロー、論文執筆にいたることは、大学の指導教官や理研の上司による厳しい指導で確立されていくものである。小保方リーダーは大学時代から理研にいたるまで、そうした人々に恵まれなかったようである。それは、小保方リーダーの責任ではない。昔からどこにでもいる研究馬鹿そのものの小保方氏を全うな研究者に仕立てることができなかったのは、まさに指導教官や先輩研究者の責任である。早稲田大学と理研の責任である。
その関係者の会見が全く開かれないまま、魔女狩りのようなことが行われているこの現実を冷静に見ることが必要だろう。このままでは、職業として割に合わない理工系の研究に日本の若者がますます忌避するようになる事態を懸念するものである。


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写真日乗2014/04/07〜4年がかりの『指輪』〜 [Leica M8.2]

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撮影:2014/04/05 上野・東京文化会館
Leica M8.2 Summilux-M 35mm f1.4 ASPH.

毎年この時期、1ヶ月にわたり「東京春祭」が開かれる。正式な名称は、「東京・春・音楽祭」というもので、東京文化会館大ホールではワーグナーの楽劇があげられる。
今年は、今年を初年とする『ニーベルングの指環』の序夜「ラインの黄金」を演奏会形式で披露した。私は一昨日、5日土曜日の午後の演奏を聴きに行ったが、年一本ずつの4年にわたるチクルスが始まったわけである。
指揮は、ポーランド出身のマレク・ヤノフスキで、2002年よりベルリン放送交響楽団の芸術監督として、この演奏会方式の公演を成功させている人物である。
歌手陣は、下記の通り、欧州の歌劇場で活躍している実力者ばかりだが、その中でもアルベリヒ役のトマス・コニエチュニーがすばらしい出来だった。ティーレマンが指揮をしたウィーンの『指輪』でもアルベリヒ役を務めていたが、堂々たるアルベリヒで、ヴォータン役のエギルス・シリンスがかすんでしまうほどだった。
この日は、ソメイヨシノがまだ見ごろで、上野の山は老若男女で大賑わいだったが、文化会館では、4年がかりの『指輪』がいよいよ始まるということもあり、静かな高揚感で満たされていたように思う。
私も、この『指輪』完結の年の春は定年退職を迎えるが、皆勤を目指すことを誓いながら、会場を後にした。

 ヴォータン:エギルス・シリンス / ドンナー:ボアズ・ダニエル
 フロー:マリウス・ヴラド・ブドイウ / ローゲ:アーノルド・ベズイエン
 アルベリヒ:トマス・コニエチュニー
 ミーメ:ヴォルフガング・アブリンガー=シュペルハッケ
 ファーゾルト:アイン・アンガー / ファーフナー:シム・インスン
 フリッカ:クラウディア・マーンケ / フライア:藤谷佳奈枝
 エルダ:エリーザベト・クールマン / ヴォークリンデ:小川里美
 ヴェルグンデ:秋本悠希 / フロースヒルデ:金子美香
 
 指揮:マレク・ヤノフスキ
 管弦楽:NHK交響楽団 / 音楽コーチ:イェンドリック・シュプリンガー


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写真日乗2013/10/17〜原鉄道模型博物館に行く〜 [Leica M8.2]

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撮影:2013/10/17 横浜市
Leica M8.2 Summilux-M 35mm f1.4 ASPH.

昨日の手根管手術で、右手が不自由で、かつ痛みが出ていることもあり、本日一日、休暇を取った。昨日からは酒も飲まず、消炎鎮痛剤と抗生物質を飲みながら、眠りたいときに寝るという生活をしてきたが、身体がなまると思い、3時間ほど出かけた。
休日は混んでいて、なかなか行けないところに行こうと考え、横浜駅近くの原鉄道模型博物館に出向いた。
10月14日までは時間限定であったが、模型の列車が走るジオラマのエリアでも写真撮影ができたようで、平日でかつその企画の終わった館内は、がらがらだった。
撮影できたのは、箱根登山鉄道の特別展示の部屋のみ。どうやら原信太郎氏の誕生と箱根登山鉄道の開業は同じ歳だったようだ。原氏手作りのチキ2型が展示され、他の一両はジオラマの路面電車のラインを往復していた。
私は鉄道ファンではあるが、いわゆる撮り鉄で、しかも蒸気機関車の走行写真の撮影にしか関心はない。これは、鉄道に興味を持った小学生以来から一貫していて、中学進学時に鉄道研究会に入ろうとしたものの、模型中心だったことから、とりやめたという経験もしている。
とはいいながらも、もう模型でしか見ることのできない車両は数多く、原氏の尽力にただただ感謝するのみ。原氏手作りのフランス国鉄SNCFが牽引するオリエントエクスプレスの走行を見ることができて、本当に感激した。


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写真日乗2013/09/05~竜巻、落雷、豪雨への備え~ [Leica M8.2]

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撮影:2013/09/05 東京・神田三崎町
Leica M8.2 Summilux-M 35mm f1.4 ASPH.

夕方は、このように静かな東京だったが、今日の関東地方は全域で朝方、猛烈な雨が降った。西日本の各県、昨日は特に岐阜や愛知で大きな被害をもたらした雨が東に移ってきたわけだが、これは台風由来の豪雨である。
「台風...?」と訝しがる人も多いだろうが、今回の各地の豪雨は、台風17号からかわった温帯低気圧が、南からの湿った温かい空気を大量に日本列島南岸に運んだためである。ご存知の通り、台風は、時計とは反対回りの渦を巻くので、東に進みながら、南から暖気を引きこむのである。
そこに大陸からの南下してきた寒気が日本列島上でぶつかった。その結果、積乱雲の発達し、各地で竜巻、落雷、豪雨が発生したわけだ。いずれも、冷たい空気と暖かい空気のぶつかり合うなかで起きた気象現象で起きたものである。
温暖化でそうした気象現象の頻度が増え、被害を受ける範囲が広がることは確かではあるが、日本列島はもともと寒気南下の通り道の大陸が北西側にあり、温暖な太平洋が南にある。その宿命は変えられないことから、地震以上に風水害にも日頃から備えておかなければならない。
それが日本なのであるが、人々は、自分自身が災害に見舞われるとは考えない。その楽観主義を生活のベースにする限り、茫然自失の姿がテレビの映像で繰り返し映されることになる。


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写真日乗2013/09/04~残念な記者会見~ [Leica M8.2]

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撮影:2013/09/04 東京駅・丸ノ内北口
Leica M8.2  Summilux-M 35mm f1.4 ASPH.

五輪東京招致の大きな障害となりつつある福島第一原発の汚染水漏れは、案の定、欧州系のメディアの餌食になった感が強い。JOCの組織する委員会の面々は、F1サイトを視察し、科学的にいま何が起きているかを理解しているわけではないので、詳細に説明することはそもそもできない。質問に対していくら「大丈夫だ」といくら答えて、それは信用されないのである。
私なら、「いまも東京圏には3千万人以上の人々が普通に暮らし働いている。私たちもそこからやって来た。それが安全の証である」と答えるだろう。それでも黙らない記者は、アンチジャパンなので、さらに説明しても無駄である。あえて答えるならば、「わたしからは、これ以上はノーコメント。原発の廃炉問題は、政府を代表する安倍総理が答えることだ」としておけばよい。
メディアは、それぞれに価値観で、事実を自分自身の関与で変えていくことに執念を燃やす人々だ。それは古今東西、なんら変わらない。そういう人々に対して多弁をいくら弄しても無意味なのだ。そのことを、招致活動の前面に立っているJOC幹部、アスリートたちにまず理解させ、会見に臨むべきだったろう。


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