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写真日乗2014/06/28~部活は外部の専門家に任せるべし~ [Super-Angulon 21mm f3.4]

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撮影:2014/06/27 東京・神田
Leica M Monochrome Super-Angulon 21mm f3.4

日本の公立中学の教師が、他の先進国より勤務時間が長いという調査結果が出ていた。授業や校務に加えて、部活などに対応するため、休日も休めないようだ。学校体育の延長である部活については、教師が面倒を見るという形が日本では常識になっているが、実はかなりの数の生徒が、自身の意思、能力などに応じて、民間のクラブなどに属して、試合に臨んだりしている。音楽や絵画など非運動系のものは運動系より顕著であり、最近では世界のコンクールで優秀な成績を収めるようになっているバレイなどは、専門の指導者が教える教室、クラブが主流である。
ならば小学校や中学校でも、そういう専門家を招き入れて指導してもらえばよいということになるが、実は本格的にやろうとすればするほど、教師の抵抗が強くなるようだ。「外部の人間に任せて、何か起きたら誰が責任を取るのか」という意見がよく聞かれるが、専門家はリスクに対する備えが、その道の素人の教師よりはるかにしっかりしており、十分任せてることはできる。
問題は、人件費や専門の施設の整備などの予算確保だが、少子化で子供が少ないなかで、次世代を担う子供にお金をかけて悪いはずはない。学校には、空き教室は相当あるだろ。そこに運動能力を高めるジムやバレイのスタジオ、ピアノやヴァイオリンのレッスンができる防音室などを設けたりすることは十分できるはずだ。
外部の教室やクラブにお金を払って子弟を通わせることのできるのは恵まれた家庭である。もちろん、文武両面で英才教育を行うことを売りにしている私立にもいける子供は限られている。公立中学にいくような家庭環境の大多数の子供のなからか、多様な可能性を見出すために、部活は外部の専門家に任せるべきである。


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