SSブログ

写真日乗2014/10/01〜ほんとに何かが終わる?〜 [Summicron 35mm f2 ASPH 第5世代]

L1114228

撮影:2014/09/30 横浜市・鶴見区
Leica M8.2 Summicron-M 35mm f2.0 ASPH.

27日の土曜日、撮影前のロケハンで膝をひねり、テーピングとアイシングをしながら、とりあえず終日、撮影をこなした後、この曲の歌詞がふと頭に浮かんで来た。

  悪ぶるわたししか知らず あなたは旅立って行った
 お互い自分のさびしさを抱いて それしか持てなかったの

 こんなわたしでもいいと いってくれた一言を
 いつまでも大切にしてる私を笑わないで

 したいことをしてきたと 人は思っているけど
 誰にも心の翳りはわかるものじゃないから

 残った都会の光見つめて たたずめば
 その時 私の中で
  ほんとに 何かが終わる

荒井姓時代の名曲、ユーミンの「さみしさのゆくえ」である。歌詞の通り、これは失恋の歌であるが、私のサラリーマン人生に重ね合わせることのできるものでもある。不況のなかで選びようもなかった就活、大学院進学も家庭の事情で諦め、入った職場は当時、私のセンスを活かせるところではなかった。
しかし、時代は変わり、このような私にしかできない仕事が次々に降ってきて、こなしているうちに、30年以上のキャリアとなった。しかし、職場の色に染まらず、ずっと「悪ぶるわたし」は、上司に心から気に入られることはなく、今日に至っている。
所得を得ているところとはいえ、そこはいつも仮住まいとの想いを抱いていた・高校時代まで夢中に取り組んでいて、雑誌にも出稿していた写真。それを自分の真の仕事と位置付けてきたが、その現場での怪我には、参ってしまった。
もうこうした中途半端なことはやめようと...。
十字靭帯の完全断裂なら、完治まで相当の期間がかかるだろう。就業規則の病気欠勤を最大限活かして、給与は最低限もらいながら療養し、新しい写真の仕事に取りかかろうというプランが脳裏をかすめた。
まさに、「私の中で ほんとに なにかが終わる」と感じたのである。
しかし怪我は、それほどひどいものではなく、半年もすれば何事もなく、今の職場で忙しくしていることだろう。もうしばらく、写真を生業にすることはできないのだろう。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。