写真日乗2017/01/26～もうすぐ春節～

撮影：2017/01/22 於：東京・銀座
SONY α7R II Carl Zeiss Sonnar T＊ FE 35mm f2.8 ZA

中華圏の正月、春節は明後日28日である。この写真は、22日日曜日に銀座で撮影したものだが、春節前に既に多くの中華圏の人々が、定番の日本旅行を楽しんでいた。

中国本土に限ると、休暇中に海外に出る中国人観光客は600万人以上といわれている。かつては、日本に来れば爆買いという感じのツアーばかりだったが、最近では日本をいろいろ体験しようという目的でツアーを選んでいるようだ。
それは、中華圏の人々であっても、台湾などの昔から繰り返し日本にやってきて楽しんでいる人たちの影響がありそうだ。もう10年ほど前だが、静岡市への出張で新幹線のひかりを利用したら、指定を取った一角の周りのほとんどが台湾からの旅行客だった。しかし、いま中国人が日本国内を回る時のようなツアーではなく、私の隣に座った一人の日本語の堪能な台湾女性が組んだもの。それに知人たちが同行したということを、その女性が話してくれた。
成田空港から入り、はじめての来日の人が多かったので、東京見物をし、そのあと横浜に移動、横浜で宿を取り、中華街で中華料理を食べ、翌日、新横浜から名古屋経由で下呂温泉に入るという旅程だと記憶している。
「下呂温泉には、私もまだ行ったことがないのに...」とその女性に話したら、「行かなきゃ駄目ですよ。旅館はここが良い」と勧めてくれるほどだった。その後も、「姫路、博多と新幹線で移動しながら楽しみます」行っていたが、そのような訪日客が台湾には既に10年前にはいたのである。
日本のアニメなど、サブカルチャーの浸透はかなりのものなので、東京だけでも十分楽しめるのかもしれないが、地方ごとに様々な文化のある日本をうまく回って、日本を楽しんでもらえば、地方経済も潤うというもの。日本の富士山はいたるところにあるので、各地の富士山巡りも良いと思う。