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写真日乗2017/05/12〜隣国大統領の理想と現実〜 [日記]

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撮影:2017/05/12 於:東京・神田
Leica Q Summilux 28mm f1.7 ASPH.

韓国に新しい大統領が誕生した。その名は文在寅(ムンジェイン)、左派系で北朝鮮との対話を志向しているという。

日本に対しては、前政権が日本と取り交わした慰安婦問題の合意を、韓国国民が受け入れていないとして、再交渉を考えているという。
南北統一は、民族の悲願であり、その大きな目標のなかで理想を掲げる大統領ということだろうが、現実は半島情勢の緊迫化が急速に進むなかでの就任である。その現実は、十分理解していると思う。
10日の就任から今日までに日米中ロの首脳との電話協議を終えた。朝日新聞によれば、文氏はトランプ米大統領と約30分間。習近平中国国家主席と約40分間、安倍首相と約25分間、プーチンロシア大統領とは約20分間、協議したという。北朝鮮情勢の鍵を握る米中との協議が長かったことは、当然といえるだろう。
前政権への批判を追い風に当選した文氏ゆえ、米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の韓国配備をめぐる米韓合意、慰安婦問題と軍事情報包括保護協定(GSOMIA)をめぐる日韓合意については、それぞれ見直す考えを示しているが、それによって韓国が西側のの二国との関係を希薄化させれば、北朝鮮が攻勢に出る可能性は高い。
軍事衝突の際に、日米の協力を得られなければ、文氏の理想は一気に崩れてしまう。理想と実現に近づける手段を間違えてはいけないと、隣国の一国民として忠告しておきたい。


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