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写真日乗2016/12/17~藝大生のピアノ・デュオ・リサイタル~ [日記]

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撮影:2016/12/17 於:東京・原宿
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東京藝大ピアノ科2年の原田莉奈さんと鈴木真琴さんのピアノ・デュオ・コンサートを聴きに行った。場所は、原宿のHall60。

莉奈さんとは職場近くのスタバで知り合ったが、さすがに藝大生は日々の練習に忙しく、スタバはやめてしまった。しかし、コンサートの情報は随時くれるので、聴きにいくのはこれで3度目である。
最初は、「熱狂の日音楽祭」の丸ビルでの無料コンサート、ラフマニノフだった。あがり性の彼女は、その時、おどおどした感じがまだ見えたが、今日は少し余裕があるように感じた。
シューマン「パピヨン」は、シューマン二十歳前後の作品、彼女はその年頃、大切に弾いていたところに好感が持てた。リストは、「巡礼第2年、イタリア」から抜粋。リストの世界に入っていけていたと思う。力強く、しかも繊細に弾ききった。通しとなるとまだ難しいと思うが、生涯のレパートリーとしてほしい。

かたや鈴木さんは、7月の莉奈さんのコンサートの裏方をしていたというが、堂々としていて、自分の世界にすっと入っていけるタイプ。バッハの「半音階的幻想曲とフーガ」
BWV903は、フーガに入ったとたん、瞑想に導いてくれた。本人も満足できる演奏だったに違いない。
二人で弾いたのはチャイコフスキーの「くるみ割り人形」(抜粋)である。四手のアレンジで後藤丹のもの。エコノモノウの編曲はアルゲリッチのライブ演奏があるが、あれは名演中の名演。まだ二十歳前後の二人には、こなしきれないところも多い、ある意味、壁のようなものなのかもしれない。それでも、随所に二人の才能を感じることはできた。
終了後、少し話をしたが、指導されている坂井千春先生もニコニコと笑っておられた。経験値を上げるためには、先生が怒った顔をしていてはいけないのだろう。自信をつけるためのリサイタルには私も、ゆったりとした気持ちで聴かなければならない。


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