写真日乗2017/01/20～ベアフット・ランニング～

撮影：2017/01/17 於：東京・代々木公園
SONY α７RⅡ Carl Zeiss Sonnar T＊ FE 35mm f2.8 ZA

この写真は、先日訪れた代々木で少し時間があり訪れた代々木公園である。落葉樹がすっかり葉を落とし、ふかふかの林の中を歩くのはとても楽しい。

ほんの10分ほどだが、アスファルトの園内の道から外れ、このような傾斜のある林間を歩いてみたが、おもわず靴を脱ぎ捨てて歩きたくなる衝動に駆られた。
そういえば、ここ代々木公園では、裸足でランニングする人たちを時折見かける。初めて見かけたとき調べてみたが、2010年の５月に「日本ベアフット・ランニング協会」が創設されていて、裸足ランニングの普及活動を開始したとあった。
私もその頃、底の薄いベアフットランニング用のシューズは持っていて、膝の前十字靱帯を断裂する前は、時々気分転換で履いて走っていたが、いまは安全第一で、クッション性の高いシューズを選び履いている。
きれいにアスファルト舗装された車道を走るのならば、むしろ薄いソールのシューズの方が良いのだが、歩道はでこぼこで傾いており、ガラス片や小石が落ちている。普段のトレーニングといえば、車道と歩道を行ったり来たりしながら、人、自転車、自動車をかわしながらスピードをあげていくので、それなりの底の厚さと安定性が必要なのだ。裸足はもちろん、ベアフットシューズでも、トレーニングは危険極まりない。
しかし、マラソンのシーズンが終わり、木々が芽吹く頃、この公園を訪れ、裸足で走ってみたくなった。きっと、このような木立を都心に残してくれた先達に感謝しながら、走ることができると思う。これこそ、都市のレガシーであり、東京2020のレガシーづくりの参考になる。