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写真日乗2017/01/24~活劇型政治の幕開け~ [日記]

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撮影:2017/01/20 於:東京・西新宿
SONY α7RⅡ Carl Zeiss Sonnar T* FE 35mm f2.8 ZA

ターンブル豪首相が米国トランプ大統領が署名したTPP離脱に関し、「時間がたてば米国が政策を変更する可能性はある」との見解を示したという。この報道を聞いて、「トランプは軽い人間、心変わりも激しい」と各国の首脳が見ていると感じた。

ターンブル首相は、「米国抜きでTPPを進める可能性もある」とも話したというが、「中国の参加が望ましいか」を問われ「中国がTPPに参加する潜在性は確かにある」と答えている。トランプ大統領が敵視する中国をTPPに参加させるという戦略でトランプ大統領を揺さぶり、再度、交渉のテーブルに戻そうとしているのだろうか。そうした言動は、今の安倍内閣閣僚からは聞かれない。同じ、同盟国でありながら、安全保障上、米国の力を当てにしないと生きていけないのが日本だから、仕方ないといえば仕方ない。
同盟関係をベースにして、トランプ大統領ともしっかりとした関係を構築すべきというのが基本であることは理解できるが、暗中模索ゆえの沈黙か。米国民のみならず、日本を含む全世界の人々が、大統領の執務室にいて大統領令にサインを行っているトランプ氏の映像を見て、まるで見たくもない映画を見せられているような気分になっているに違いない。だから、このまま呆然としているわけにはいかない。
今は、大統領選で訴えたTPP交渉からの離脱やオバマケアの見直しなど、アンチ・オバマの政策に邁進しているが、唐突に路線変更をする可能性も高く、ワンマン社長ならぬワンマン大統領の一挙手一投足に注目し、柔軟に対応する能力が問われる。日本でも小泉元総理が劇場型政治を展開したが、トランプ大統領のそれは、筋書きの読めぬまま進む大活劇であるが、主役トランプのに対峙する相手役になるくらいの覚悟が日本政府には求められる。


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