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写真日乗2017/02/23〜ゴーン氏、社長兼CEOを退任~ [日記]

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撮影:2017/02/23 於:横浜市・鶴見
Nikon D500 AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f2.8G

日産自動車は今日、2017年4月1日付で西川廣人副会長兼共同CEOが代表取締役社長兼CEOに就任すると発表した。カルロス・ゴーン氏は代表取締役・会長に就任する。

これは、日産自動車の長きにわたる再建が終わったことを意味するものだと思う。1999年3月、経営危機に瀕していた日産自動車がルノーと資本提携を結んだことから、ルノーの上席副社長の職にあったゴーンが、ルノーにおける役職は持ちつつ、日産自動車の最高執行責任者(COO)に就任した。
後に日産自動車の社長兼最高経営責任者(CEO)、ルノーの取締役会長兼CEO、ルノー・日産アライアンスの会長兼最高経営責任者(CEO)にも就任し、辣腕を振るってきた。
私の組織はかつて、自動車会社といえばトヨタ自動車ではなく日産自動車だった。80年代の自動車業界代表といえば日産自動車であり、石原俊社長・会長が80年代半ばから90年代初めまで経済同友会の代表幹事を務めていた。愛知でモンロー主義を掲げ、中央財界の活動に積極的ではなかったトヨタ自動車だったが、日米自動車摩擦の激化した時期から、財界活動に力を入れ始め、90年代以降、二人の経団連会長を輩出した。
日産自動車は銀座から横浜のみなとみらい地区に本社を移したが、昼食を銀座でとるほど、かつて社員の羽振りはよかったが、それが経営難の一因だったという人もいるくらいだ。私もかつて日産自動車からの出向者と机を並べた時期があった。美食家で趣味人で、しかし仕事はあまりできない東大卒だった。
その日産自動車にゴーン氏は乗り込んだ。コストカッターとして名を馳せたが、石原俊氏が立ち上げた日産自動車のサッカー部(マリノス)は、再建途上にありながら手放すことも、支援を縮小することもしなかった。
しかしそのマリノスが今、株主の一つであるシティ・フットボール・グループの意向もあってか、チームの功労者の減俸、戦力外通告を行い、2016年度の主将、中村俊輔が不満に顕わにし、シーズン終了後に退団、名波浩の率いるジュビロに移籍してしまった。マリノスでは、年俸1億2千万円の提示を受けていたが、ジュビロでは8千万円で契約した。
マリノスは明後日、開幕するJリーグで中村抜きのシーズンを迎える。ゴーン氏の次の仕事は、マリノスの再建でなければ良いと思うばかりである。


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