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写真日乗2017/04/11〜神楽坂「石かわ」へ〜 [Summilux-M 35mm f1.4 ASPH]

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撮影:2017/04/11 於:東京・神楽坂
Leica M10 Summilux 35mm f1.4 ASPH.

朝から冷たい雨の降り続いた一日。こんな日に、今年上半期のハイライトとなるイベントを入れていた。

神楽坂の「石かわ」に食事に行く予約を入れておいたのである。「石かわ」の店主、石川秀樹氏とはお互い30代のときに出会った。彼は当時、八重洲にある割烹の板長を務めていた。その彼となぜか気が合い、仕事で座敷を予約して接待に使う以外にも一人でぶらりと入り、カウンターで石川氏のつくった料理を食していた。当時から革新性に富み、既成概念にとらわれない食材の扱い、味付けは斬新だった。
その後、神楽坂で店を出し独立、当初は客の来ない状態が続き、3日続けて誰も来ないというつらい経験もしたという。多額の借金をして開店をしたため資金繰りも厳しくなったというのだから、今のようにミシュランの三ツ星を得て、連日、予約の取れない状況は、夢想だにしなかっただろう。
客が来なかった頃は、窮余の一策でランチを提供、蕎麦を自らうち、てんぷらを揚げて出していた。そのとき一度だけ立ち寄り、私も神楽坂の「石かわ」の客人となったが、何しろ夜のコースの値段が高く、接待にもなかなか使えなくなってしまった。
それでも、石川氏と縁が続いたのはおせち料理である。このブログでも何度か紹介したが、私は石川氏が八重洲の店の板長時代から出していたおせちの重を注文していた。神楽坂で独立したあとも、毎年、彼のつくるおせちを食べている。28日に仕事が終わってから始めて、29日は毎年徹夜だという。店の隣にある毘沙門天の社殿のなかでお重につめる作業をさせてもらっているという。
もちろん宅配も可能だが、必ず12月30日の午後、私か家内が出向いてお重を受け取る。その際には、写真を必ず撮り、プリントして差し上げるという関係である。昨年の暮れに撮った石川夫妻の写真は、私自身としても自信作だったが、石川夫妻も気に入ってくれた。
今宵、食した料理は下記の通り、私自身のメモなので、正確ではないが、一緒に出向いた家内のアレルギーにも配慮してくれていて感激した。

1.伊勢エビ軽くあぶり、筍、アスパラ、甘辛、酢の味ジュレ
2.稚アユから揚げ、苦みと木の芽あん酢
3.甘鯛と小こカブの椀もの
4.おつくり(ヒラメ、ウニ、青森産青のり)
5,鮑の蒸しもの肝ソース
6.タチウオとキャベツの炭焼き
7.牛肉と筍のあんかけ(筍は醤油につけてから素揚げ 肉はサッと火を通ししゃぶしゃぶ)
8.ハマグリの小鍋、ワラビ添え
9.あさりとふきの炊き込みご飯
10.あげとナメコのお味噌汁
11.上白糖焦がしムース、あずきとイチゴ、ラム酒ゼリー


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