写真日乗2017/07/13〜東京だけの繁栄と猛暑〜

撮影：2017/07/08 於：水戸市・見川
SON RX100Ⅲ

暑さが増すなか、地下鉄で行けるところでもついタクシーを使ってしまう。私の勤めるオフィス周辺は、タクシー需要がそれなりにあるので、どんどん流しのタクシーが来る。だから地下鉄の駅に続く階段を降りる前に空車のタクシーに手を上げてしまうのである。
乗ってしまえば快適だが、意外と道は込んでいる。その要因を色々考えてみると、働き方改革で、８月には長期の休みが用意されている企業が増えているからではないかというのが一つ。とにもかくにも、７月中に面倒な仕事は仕上げ、８月に入ったら、顧客の要望には、「夏休み終了以降で」と伝えてしまうのではないか。「今のうちにお願いします」と顧客にいえば、前倒しで仕事が入ってきて、忙しく飛び回るビジネスマンが増えるという面もある。
３年先の東京五輪・パラリンピックに向けて、都内の会場整備は急ピッチに進められている。その関係者の乗る車も大小問わずあるのだろうと思う。東京は、2020に向けてどんどん人も仕事も増えるが、地方はどうなのだろうか。先日、出かけた浜松などは、地域の母都市だが、なんとなく活気が感じられなかった。このままで人口減少下の社会課題は解決できないがと思うが、 金のあるところに人は集まる原理は変えようもなく、地方再生の施策を根本から見直さなければならないのだろうと思う。